SERVERの特長
RAID機能があることによって、高速化と安全性の向上が実現できる。複数のHDDにデータを分散して書き込むため、スピーディーな処理が可能に。またHDDが故障した際に、データの復旧やアクセスが可能になる。
複数のHDDにデータを分散して、スピーディーな読み込み/書き込みを行うのが可能な「RAID-0」(ストライピング)、2台のHDDに同じデータを書き込んで、データの安全性を確保する「RAID-1」(ミラーリング)、HDDにデータパリティを置くことで、HDDのどれか1台が故障してもデータが保護される「RAID-5」(パリティつきストライプ)、ミラーリングとストライピングを組み合わせた「RAID-10」(ミラードストライピング)など対応。
目的に合わせた構成の選択が可能です。
スペック
Windows Server 2019 Standard | |
スタンダードモデル | |
OS | Windows Server 2019 Standard |
CAL | カスタマイズ選択にて追加可能 ※OS管理のみを目的としてアクセスする場合は、2ユーザーまたは2デバイスまでCALが不要になります。 |
CPU | Intel Xeon E-2124 |
メモリ | 8GB ECC対応 |
HDD | 別途ご選択可能 |
ストレージI/F | MegaRAID SAS 9361-8i ・RAID 0/1/5/6/10/50/60 ・Dual Core ROC ・1GB DDR3-1866キャッシュ ・PCI-Express 3.0 X8 ・SAS/SATA 12Gb/s対応 ・内部8ポート(2 x SFF-8643) ・SASエクスパンダ対応(最大128台)4 x SATA 6.0Gb/s (オンボード) |
ネットワーク | 2 x 1Gb Ethernet (Intel i210AT, オンボード) |
グラフィックス | Aspeed AST2500 (KVM over IP対応, オンボード) |
拡張スロット | 1 x PCI-Express3.0 X16 (Low Profile, 標準構成で使用) |
I/Oポート | ・VGA ・4 x USB3.1 Gen1 (2 x 前面) ・2 x USB2.0 ・シリアル |
メインボード | Supermicro X11SCL-IF (Intel C242) |
メモリ | 16GB DDR4 ECC (8GB x 2) ・最大 64GB ・2 x DIMMソケット ・2メモリチャンネル |
ケース | キューブ型ケース ・4 x 3.5インチ/2.5インチSAS/SATAドライブ対応リムーバブルトレイ ・2 x 2.5インチ内蔵ベイ ・1 x スリム光学ドライブベイ ・240mm(H) x 210mm(W) x 279mm(D) |
SERVERとNAS
企業が導入を検討する時、SERVERとNASは共通してできる機能が多くあるため、自分の会社ではどちらがふさわしいのか、迷うことがあると思います。運用の仕方によって導入すべき製品が違いますので、共通してできる機能が多いSERVERとNASですが、それぞれ違ったメリットもあるので、環境に適したものを選んでいただくのが良いと思います。業務用SERVERとしての機能を求めていたり、個人情報など、外部に漏らすことが、会社にとって大きなリスクになるデータを取り扱っているのであれば、「SERVER」が適しています。逆に、導入コストや運用コストを抑えてたいとお考えであれば、「NAS」が適しているということになります。
SERVERとNASの共通する機能
- ファイルサーバーとして、社員がアクセスできる共有のHDDを導入
- 共有データを定期的にバックアップ
- 外部の脅威に対するセキュリティ対策
- フォルダ毎のアクセス権限をクライアントグループごとに設定
- 社外から共有HDDにアクセスして、データの作成・編集・閲覧
SERVERとNASそれぞれのメリット
SERVERは、1台のパソコンであることにあります。パソコンですから、ソフトをインストールすれば動きますので、SERVER自体で作業することが可能です。しかし、SERVERは、私たちが、通常使っているパソコンとは違う点があります。それが「OS」です。「NOWing SERVER」を例にすると、サーバー用のOSである「Windows Server 2012」がインストールされています。これは、ファイルアクセスの管理であったり、セキュリティ面において、一般的なWindowsパソコンにはない機能を持っています。機能的に優位性を持つSERVERに対して、NASにも導入するメリットがあります。まず、設置が簡単であることです。ネットワーク上にNASを繋げて簡単な設定をするだけで、すぐにファイルサーバーとして使えるようになります。また、サーバーと比べて、低スペックなこともあり、価格が安い製品が多いので、導入コストを抑えることができます。最後にNASには、メーカーが作った専用ソフトウェアが、基本的にインストールされています。画面でアイコンをクリックして設定を行うことで、ほとんどの機能が使えるようになる製品が多く、専門知識が必要なく、導入に対する敷居が低いことも特徴です。
SERVERのメリット
- 業務用ソフト(会計・在庫・売上管理システム)などの汎用ソフトを運用することができる
- Windows Server 2012 のOS対応ソフトをインストールし、用途に応じてサーバーをカスタマイズができる
- セキュリティ面においてNASより優位性がある
- クライアントPC単位で、制御及び管理を行うことができる
- PCを高スペックにすることで、処理能力を上げ、アクセスが集中するなど高負荷時でも、快適な作業環境を構築できる
NASのメリット
- サーバーと比べて設置が簡単
- セキュリティやカスタマイズが、NASメーカーの専用ソフトを使うことで、簡単に設定ができる
- 専門知識なく運用できるので、システムを管理する人間が必要ない
- 導入コストを下げることができる(初期導入費や、運用のための人件費など、サーバーと比べて費用を抑えられる)